二の腕の脂肪吸引後はどんな圧迫着が適切? 失敗しない選び方を解説します
ダイエットによる部分痩せが難しい「二の腕」は、脂肪吸引を検討される方が多い人気の部位です。その反面、腕は日常生活で動かす機会が多く、ダウンタイムを不安に感じる方も多いと思います。
特に、手術後の圧迫固定は「着用が大変そう」「周囲にバレそう」とイメージされがち……。確かに、ダウンタイムを少しでも快適に過ごすために、圧迫着の効果や機能性、着心地などは気になるところですよね。
そこでこの記事では、圧迫着って何で必要? サイズはどう選ぶ? など、皆様から寄せられた「二の腕脂肪吸引の圧迫着に関する質問」にお答えしつつ、お勧めの二の腕圧迫着をご紹介します。
※医学的な知識が必要な部分に関しては、脂肪吸引専門「モッズクリニック」の長野ドクターに監修いただいております。
【はじめに】二の腕脂肪吸引後に生じるダウンタイム
そもそも、二の腕脂肪吸引後のダウンタイムでは、どんな症状が想定されるのでしょうか。
二の腕はお腹や太ももなどの部位と比べて除去する脂肪の量が少ないため、ダウンタイムも軽く済みます。早くて翌日、遅くても術後1〜2週間程で日常動作ができるようになりますので、日常生活に大きな支障はありません。
脂肪吸引後のダウンタイム中に起こる代表的な症状は、以下の通りです。
①痛み
手術によって脂肪の周辺組織(血管・神経など)がダメージを受ける影響で、筋肉痛のような痛みが生じます。症状が落ち着くのは、術後3日〜1週間程度です。
痛みが心配な方は、クリニック処方の鎮痛剤を服用していただきますが、二の腕はそこまで強い痛みがありません。
②腫れ
痛みと同じく、ダメージを受けた脂肪の周辺組織の炎症によって生じるのが、腫れです。術後3日間は特に腫れの症状が強く出ますが、圧迫固定や麻酔液の絞り出しによって腫れを最小に抑えることができます。
③むくみ
術中や術後に出た「血液」や「リンパ液」が体内に蓄積することで生じる症状です。
それに加え、脂肪吸引後の身体は、水分代謝が落ち、通常時よりもむくみが出やすい状態に陥ります。おおよその目安として、術後2週間ほどで症状が落ち着くでしょう。
④内出血(あざ)
術中や術後に出血した血液が皮膚表面に移動し、内出血(あざ)ができます。術後2週間ほど症状が続きますが、二の腕の場合はそこまで強く出ることはありません。
⑤拘縮
皮膚が凸凹になったり、突っ張ったりする症状です。術後3週間頃から見られるようになりますが、周辺組織の回復過程であり、術後6ヶ月かけて徐々に消失します。
凸凹を見て驚かれる方も多いのですが、失敗ではなく、身体の正常反応ですのでご安心ください。
二の腕脂肪吸引の圧迫着にはどんな種類がある?
次に、二の腕脂肪吸引の圧迫着の種類をご紹介します。
サポーター
脇の付け根から手首までを圧迫するタイプで、二の腕・肩の脂肪吸引をされた方向けの圧迫着です。
ほとんどのサポーターはアームカバーを長くしたようなデザインになっており、袖に腕を通すことで簡単に着用できます。圧迫面積が少ない分、ストレスも感じにくく、暑い時期や就寝時の着用も苦になりにくいのが特徴です。
ボレロ
二の腕を中心に、背中や脇周りまで圧迫するタイプです。
胸元が大きく空いた前開きのデザインになっており、フロントのホックで着脱するタイプが多く販売されています。
サポーターに比べて圧迫範囲が広く、上半身の脂肪吸引をされる方におすすめの形です。
二の腕の圧迫着に関してよくいただく質問
二の腕の脂肪吸引や圧迫着に関してよくいただく質問と、その回答をまとめました。
そもそも圧迫着って何で必要なの?
ダウンタイムの緩和効果が期待できるためです。
脂肪を取り除いた部分と皮膚の間に生じたスペースを圧迫して埋めることで、血液やリンパ液の蓄積を防ぎ、腫れやむくみの抑制、止血効果による内出血の緩和などが見込めます。
圧迫着はいつまで着けると良い?
術後1ヶ月頃までの着用が一般的です。
個人差はあるものの、その頃までは「むくみ」の症状が出ますので、ケアを続けることで楽になります。
医師からの圧迫期間の指示は、クリニックにより異なる場合がありますので、判断に迷う場合は担当医に相談しましょう。
サイズはどのように選ぶべき?
手術前に購入される方は、普段着ている洋服サイズのひとつ下のサイズを選ばれる方が多いです。通販サイトで購入する場合、公式サイトに対応サイズの記載がありますので、そちらを参考にしてみてください。
また、手術後の場合は、クリニック指定のものと同じサイズをお選びいただく方が多いです。
脂肪吸引部位、吸引量、術後の経過状況には個人差があるため、カウンセリング・施術の担当医、または看護師へ確認いただくとより安心かと思います。
圧がきつい場合はどうすれば良い?
まずは、施術を受けたクリニックに相談しましょう。
圧迫し過ぎると、痒みや色素沈着、術後の回復を遅らせるといったトラブルを引き起こす可能性もありますので、自己判断や無理はせず、まずは担当医や看護師に相談するのが一番です。
二の腕の脂肪吸引後におすすめの圧迫着をご紹介!
ダウンタイムの緩和や早期回復効果が期待できる圧迫着。品質はもちろん、耐久性や着心地、機能性など、自分のライフスタイルに合うものを選ぶことが重要です。
ここでは、二の腕脂肪吸引後にお勧めの圧迫着をご紹介します。
「リポサポ」の二の腕専用圧迫サポーター
当社が販売する「リポサポ」は、脂肪吸引の専門家とも言えるドクター、看護師さん、そして実際に脂肪吸引を受けた多くの患者様の様々な意見に基づいて、従来品にあった課題点を改良して作られた脂肪吸引専用の圧迫着です。
ムラなく圧力がかかる構造は、部位ごとに緻密に計算。これによって、痛みや腫れ、むくみ、内出血を緩和します。
また、生地の伸縮性・通気性、縫い目の位置なども試行錯誤を重ね、着用時の不快感やストレスを最小限に抑えました。
人気商品のひとつ「二の腕専用圧迫サポーター」は両腕が繋がった珍しい構造で、袖に腕を通すだけで着用が完了します。縫い目をあえて外側につけることで、従来のサポーターよりも跡が付きにくく、着用いただいた方からは「着心地が良い」とご好評のお声を頂戴しております。
脂肪吸引専門クリニックの圧迫着としても採用
リポサポは、脂肪吸引を専門的に取り扱うモッズクリニックでも術後に貸し出しする圧迫着として採用されています。
脂肪吸引後の圧迫着をお買い求めの方は、是非公式オンラインショップをご覧ください。
まとめ
いかがでしたか? この記事では、二の腕脂肪吸引後のダウンタイムやお勧めの圧迫着についてご紹介しました。
脂肪吸引を受けるにあたって、クリニック選びはもちろん大切ですが、適切なアフターケアも大切です。手術後のダウンタイムをより快適に過ごすためにも、お気に入りの圧迫着を探してみてください。
脂肪吸引後におすすめの圧迫着
このコラムに関する監修医師
経歴
- 1982年岩手県生まれ
- 2006年東京慈恵会医科大学医学部 卒業
亀田総合病院 入職 - 2008年東京慈恵会医科大学 入職
- 2012年THE CLINIC 入職
- 2013年THE CLINI 福岡院 院長 就任
- 2015年THE CLINIC 東京院 院長 就任
- 2016年モッズクリニック 開院
所属学会・資格
- 日本美容外科学会会員
- コンデンスリッチファット(CRF)療法認定医
- VASER Lipo認定医
- VASER 4D Sculpt(ベイザー4D彫刻)認定医