太もも脂肪吸引後のガードルはいつまでつける?〜種類・形も併せてご紹介〜
太ももやふくらはぎなど、下半身の脂肪吸引後は、ガードルによる圧迫固定が必須です。
「脂肪吸引,ガードル」で検索してみると、ガードルの必要性やいつまで着けるべきかを気にされている方が多いことが分かります。
また、ガードルは形やデザインのバリエーションが豊富なため、どのタイプを選んでいいか分からないとお悩みの方も多いと思います。
そこでこの記事では、ガードルの効果や種類、着用に関してよくいただく質問への回答をまとめました。脂肪吸引をご検討の方は、ぜひご覧ください。
※医学的な知識が必要な部分に関しては、脂肪吸引専門「モッズクリニック」の長野ドクターに監修いただいております。
脂肪吸引後にガードルを着ける意味とは?
下半身の脂肪吸引後にガードルを着用することで、患部に適度な圧が加わり、術後に起こるダウンタイム症状を和らげることができます。以下に、その効果を詳しくご紹介します。
痛みの緩和
術後、麻酔が切れてから2〜3日をピークに筋肉痛のような「痛み」が生じます。症状は1週間程で落ち着いてきますが、その間の痛み軽減には、圧迫固定が効果的です。
例えば患部をどこかにぶつけてしまった際は、ガードルがクッション代わりになって患部を保護してくれます。
腫れの緩和
腫れは手術当日から1週間頃まで生じることが多く、時間の経過とともに治まっていきます。
症状が顕著に出ている間は、ガードルで患部を圧迫しましょう。そうすることで、物理的に腫れが抑えられます。
内出血の緩和
内出血は手術翌日から徐々に出始め、術後1週間頃がピークです。多くの場合は2週間程度で落ち着きます。
「止血効果」が見込める圧迫固定(ガードル)をすることで、内出血を最小限に抑えることができます。
むくみの緩和
術後はリンパ液や麻酔液が体内に停滞するため、むくみを感じやすい時期。個人差はありますが、術後1週間をピークに、1〜3ヶ月かけて落ち着いていきます。
下半身の施術をした場合、術後は重力の影響で特にむくみやすいので、ガードルによる圧迫固定が大切です。
ガードルにはどんな種類がある?
ここでは、下半身の脂肪吸引後に着用いただく圧迫着として販売されているガードルの種類をまとめました。吸引箇所やライフスタイル、術後の経過時期によって選ぶべきガードルが変わってきそうです。
ひざ下丈ガードル
太もも脂肪吸引後の圧迫着としてメジャーな形で、膝下までカバーします。太ももだけでなく、腹部、下腹周り、ヒップやひざ下までしっかり圧迫できるので、不要なむくみを防ぎます。
足首丈ガードル
ひざ下丈ガードル同様、太もも脂肪吸引後の圧迫着としてメジャーな形のガードルです。
ひざ上丈よりもカバー範囲が広いので、むくみをはじめとするダウンタイムの緩和効果を感じやすいのは、このタイプでしょう。
たとえ太もものみの脂肪吸引であっても、術後は足先に向かってむくみが集中するため、足首まで圧迫することが重要です。
ひざ上丈ガードル
日中の服装に支障が少なく、 長期間の着用の負担も減らせるタイプとして販売されているのが、ひざ上丈ガードルです。
前述のガードルに比べてカバーできる箇所が少ないものの、スカートを履いても見えないので、仕事で制服がある方におすすめです。
着圧タイツ
術後1ヶ月以降は、着圧タイツや着圧ストッキングの着用もおすすめです。
下半身から足先まで圧迫が可能で、むくみの軽減に効果があります。市販でも手軽に手に入りますし、一般的なタイツと見た目が変わらない点も嬉しいですよね。
ガードルにはどんな形・タイプがある?
「脂肪吸引後のガードル=着るまでが大変」とイメージされていませんか? 確かに慣れるまでは大変ですが、最近は脱ぎ着しやすいタイプのものも多くあります。
ファスナー付きタイプ
ガードルには、着脱しやすいよう「ファスナー付き」のタイプがあります。
メーカーによって位置は異なりますが、フロント(お腹のあたり)やサイド(腰のあたり)にファスナーがついているものが多く、着脱時の負担を減らしてくれます。
股開きタイプ
「ガードルを着用している時期はトイレが大変そう……」という声も多いもの。そういった方には、股の部分に布がない「股開きタイプ」がおすすめです。
お手洗いの際、着脱の手間が少なく、長時間の着用でも安心して着用いただけます。
ガードルの着用についてよくある質問
脂肪吸引専用の圧迫着を販売する当店では、購入前の方から様々なご質問をいただきます。ここでは、太もも脂肪吸引を経験された方から寄せられた質問と、その回答をまとめました。
ガードルはいつまでつける?
クリニックによって異なる場合がありますので、まずは担当医に相談していただくのが一番ですが、むくみを解消するという意味では、術後1ヶ月頃までの着用がおすすめです。
なかには、術後1ヶ月以降の着用を続けられる方もいらっしゃいます(太ももは他部位に比べて「むくみ」を感じやすいため)。
ガードルだけでなく、着圧タイツと併用して使い分けるなどすると、無理なく圧迫を続けられるでしょう。
きつい、ゆるい時はどうする?
圧迫固定の程度に不安を感じたら、まずはクリニックや担当医に相談しましょう。
脂肪吸引後は「適切な強さ」で均一に圧迫することが大切です。ダウンタイム緩和のために必要な圧迫ですが、強過ぎる圧迫は回復を遅らせてしまう原因にもなり得ます。
ガードル着用時はどんな服装をすればいい?
「ロング丈のワンピース」や「ロングワイドパンツ」などが過ごしやすく、おすすめです。
逆に、タイトなスカートやパンツは過度に圧がかかり、動きづらくなってしまうことがあるため、おすすめしません。患部への負担が少ない、ゆったりとした柔らかい生地の洋服を選びましょう。
洗濯できる?
商品にもよりますが、ガードルの生地は繊細なものが多いです。そのため、多くの商品は洗濯機の使用が難しく、手洗いでの洗濯が推奨されています。
サイズはどう選べばいい?
ネットで購入される場合、公式サイトの商品詳細やFAQを参考にしてみてください。
ちなみに当店の場合、手術前の方は、普段着ている洋服サイズのひとつ下をご用意される方が多いです。
また、術後の場合は、クリニック指定のものと近いサイズをお選びいただくのがおすすめですが、腫れやむくみがある程度落ち着いた方は、更に下のサイズを購入されています。
太もも脂肪吸引後にお勧めのガードル「リポサポ」
ダウンタイム緩和や長期間の着用を考えると、機能性はもちろん、着心地を考えてガードルを選びたいですよね。
当社が販売する「リポサポ」は、脂肪吸引後のダウンタイムをより楽にお過ごしいただく為の「脂肪吸引専用圧迫着」です。実際に脂肪吸引を行う多くのドクターや看護師、実際に脂肪吸引を受けた方々から寄せられた声をもとに、従来品にあった課題点を改良して作られました。
ここではリポサポの「太もも・お尻圧迫ガードル」をおすすめする3つのこだわりポイントをご紹介します。
デザインへのこだわり
リポサポのガードルは、足首からお腹までカバーするスパッツのような形です。従来品よりも股上を深く、足元の丈を長くしたことにより、お腹から足首までしっかり圧迫できる設計としました。
また、各パーツに均等に圧力がかかるように圧力を調整。これによって、むくみが一箇所に集中することを防いでくれます。
跡のつきにくさへのこだわり
着用時に圧迫着の縫い目が線として残ってしまう課題をクリアすべく、裁縫方法にもこだわりました。具体的には、お肌に触れない外側に縫い目を作ることで、跡がつきにくい構造を実現しました。
また、跡がつきやすいと言われる股部分には、伸縮性が高いメッシュ生地を採用。通気性も良く、夏場の手術でも安心してお使いいただけます。
着脱のしやすさへのこだわり
リポサポのガードルは、両サイドの腰のあたりについたファスナーとフックで簡単に着脱できるのがポイントです。ファスナーのみのガードルと比較すると、フック付きの方がファスナーの上げ下げがしやすく、より楽に着用いただけます。
まとめ
下半身の脂肪吸引は、吸引量や吸引範囲が比較的多くなる傾向にあります。
脂肪吸引後のダウンタイムは少しでも軽くしたいもの。今回ご紹介した「ガードル」は形やデザイン選びを工夫することで、着用時の負担を減らして過ごせます。術後経過や着用時間に合わせて、使い分けるのもいいでしょう。
ご自身のダウンタイム症状やライフスタイルに合わせて、是非お気に入りのガードルを見つけてみてくださいね。
脂肪吸引後におすすめの圧迫着
このコラムに関する監修医師
経歴
- 1982年岩手県生まれ
- 2006年東京慈恵会医科大学医学部 卒業
亀田総合病院 入職 - 2008年東京慈恵会医科大学 入職
- 2012年THE CLINIC 入職
- 2013年THE CLINI 福岡院 院長 就任
- 2015年THE CLINIC 東京院 院長 就任
- 2016年モッズクリニック 開院
所属学会・資格
- 日本美容外科学会会員
- コンデンスリッチファット(CRF)療法認定医
- VASER Lipo認定医
- VASER 4D Sculpt(ベイザー4D彫刻)認定医