脂肪吸引後のガードルはいつまで着ける?どんな形が良い?失敗しない選び方解説
太ももやふくらはぎなど、下半身の脂肪吸引をした後は、レギンスのような「ガードル」で圧迫固定を行う必要があります。ガードルは形やデザインのバリエーションが豊富なため、どのタイプを選んでいいか分からないとお悩みの方も多いのではないでしょうか。
実際に「脂肪吸引 ガードル」で検索してみると、ガードルの必要性やいつまで着けるべきかを記述している記事が多く、お悩みの方の多さがうかがえます。
そこで今回は、ガードルの効果や着用時期、種類、購入時の注意点などをまとめました。下半身の脂肪吸引をご検討の方は参考にしてみてください。
<この記事でわかること>
1. 下半身の脂肪吸引後にガードルを着ける意味
2. ガードルはいつまで着用が必要なのか
3. ガードルの形・種類
4. ガードルの機能性
5. ガードル着用時におすすめの服装
6. ガードル購入時はここをチェック
7. 下半身の脂肪吸引後におすすめのガードル
8. リポサポ「太もも・お尻圧迫ガードル」の概要
9. まとめ
下半身の脂肪吸引後にガードルを着ける意味
下半身の脂肪吸引後にガードルを着用することで、患部に適度な圧が加わり、術後に起こるダウンタイム症状を和らげることができます。以下にて、その効果を詳しくご紹介します。
痛みの緩和
術後、麻酔が切れてから2〜3日をピークに筋肉痛のような「痛み」が生じます。症状は1週間程で落ち着いてきますが、その間の痛み軽減には、圧迫固定が効果的です。
例えば患部をどこかにぶつけてしまった際は、ガードルがクッション代わりになって患部を保護してくれます。
腫れの緩和
脂肪吸引後の腫れは手術当日から1週間頃まで生じることが多く、時間の経過とともに治まっていきます。
症状が顕著に出ている間は、ガードルで患部を圧迫しましょう。そうすることで、物理的に腫れが抑えられます。
内出血の緩和
内出血は手術翌日から徐々に出始め、術後1週間頃がピークです。多くの場合は2週間程度で落ち着きます。
「止血効果」が見込める圧迫固定(ガードル)をすることで、内出血を最小限に抑えることができます。
むくみの緩和
術後はリンパ液や麻酔液が体内に停滞するため、むくみを感じやすい時期。個人差はありますが、術後1週間をピークに、1〜3ヶ月かけて落ち着いていきます。
下半身の施術をした場合、術後は重力の影響で特にむくみやすいので、ガードルによる圧迫固定が欠かせません。
ガードルはいつまで着用が必要なのか
「術後1週間までで問題ない」と考える医師もいれば「術後1〜3ヶ月」と考える医師もいるため、クリニックや担当医の方針によって大きく異なります。着用時期は必ず担当医の指示に従いましょう。
ダウンタイムを緩和するという意味では、むくみが落ち着く術後1ヶ月頃までの着用を推奨しているクリニックが多い印象です。
ガードルの形・種類

脂肪吸引のガードルには、さまざまな形・種類があります。どのようなガードルを選ぶのかについては、吸引箇所やライフスタイル、術後の経過時期を軸に考えると良いでしょう。
ここでは、下半身の脂肪吸引後に着用いただく圧迫着として販売されているガードルの種類をまとめました。
ひざ下丈ガードル:最もメジャーなタイプ
下半身の脂肪吸引後の圧迫着としてメジャーな形で、ひざ下まで生地があるタイプです。
太ももはもちろん、腹部、下腹周り、ヒップやひざ下までしっかりと圧迫できるので、不要なむくみを防ぐことができます。
ただし、下半身全体(太もも〜足首まで)を脂肪吸引する場合は圧迫範囲が足りず、不要なむくみが出てしまう可能性があります。その場合は、下でご紹介する「足首丈ガードル」がおすすめです。
ひざ上丈ガードル:お仕事中の着用に
日中の服装に支障が少なく、 長期間の着用の負担も減らせるタイプとして販売されているのが、ひざ上丈ガードルです。
他タイプのガードルに比べてカバーできる箇所が少ないものの、スカートを履いても見えないので、仕事で制服がある方におすすめのタイプです。日中はひざ上、夜はその他タイプといった形で使い分けるのもひとつでしょう。
足首丈ガードル:圧迫力の高さが特徴
機能性を重視するのであれば、足首丈ガードルがおすすめです。ひざ下丈ガードル同様、下半身の脂肪吸引後の圧迫着としてメジャーな形のガードルとして販売されています。
ひざ上・ひざ下丈よりもカバー範囲が広く、足首までしっかりと圧迫します。むくみをはじめとするダウンタイムの緩和効果を最も感じやすいのは、このタイプでしょう。
たとえ太もものみの脂肪吸引であっても、術後は足先に向かってむくみが集中するため、足首まで圧迫することが重要です。
着圧タイツ:1ヶ月後以降の着用に
下半身の脂肪吸引は他部位に比べて「むくみ」を感じやすく、症状が長引くケースもあります。その場合、医師から言われた期間以降もガードル着用をする、もしくはタイミングを見て着圧タイツや着圧ストッキングに移行される方も非常に多いです。
着圧系のアイテムは下半身から足先まで圧迫が可能で、むくみの軽減に効果があります。圧迫着に比べて圧迫力は劣りますが、むくみ軽減を目的とした着用であれば十分な効果が期待できるでしょう(内出血や腫れなどの軽減はできません)。
市販でも手軽に手に入りますし、一般的なタイツのような見た目なので、普段のファッションに響かない点も嬉しいポイントです。
ガードルの機能性
「ガードル=脱ぎ着するのが大変」とイメージされていませんか? 確かに慣れるまでは大変ですが、最近は脱ぎ着しやすいタイプのガードルも数多く販売されています。
ここでは、ガードルのさまざまな機能性をご紹介します。
股開きタイプ:お手洗いがスムーズにできる
「ガードルを着用している時期はトイレが大変そう……」という声も多いもの。そういった方には、股部分だけ布がない「股開きタイプ」がおすすめです。
お手洗いの際、着脱の手間が少なく、長時間の着用でも安心して着用いただけます。通気性にも優れているので、夏場の着用も安心ですよね。
注意点としては、穴開き部分が股からズレないようにすること。少しでもズレると脂肪が食い込み、不要な線が入ってしまう原因になりますので、足の付け根部分までしっかり上げる必要があります。
ホック+ファスナー付きタイプ:安定感のある圧迫固定を実現
脂肪吸引後のガードルには、ホックとファスナーが付いている商品が多いです。ガードルのサイドにホックが数センチ感覚で付いており、コルセットのようにホックを止めて固定していくイメージです。その後ファスナーで上げることで、安定感のある圧迫固定を実現できます。
ダウンタイム緩和・着脱の負担軽減を重視したいとお考えの方は、ホック+ファスナー付きで股開きがあしらわれたガードルを選ぶと安心です。
ストッキングタイプ:履きやすさが特徴
ストッキングのような見た目をしており、ファッションの妨げになりにくいタイプです。
他のタイプに比べて生地が薄い分、履きやすさに優れています。通気性にも優れており、ガードルの着用が苦しいとお悩みの方にはもってこいのタイプでしょう。
しかし、生地が薄い分、他タイプに比べて圧迫力が劣ります。手術直後というより、着圧タイツのような役割(術後1ヶ月以降の着用)で活用すると良いかもしれません。
ガードル着用時におすすめの服装

ガードルは生地に厚みがあるタイプが多く、服装には工夫が必要です。着用期間中は脚を見せるファッションが難しくなるとお考えください。
おすすめの洋服は、「ロング丈のワンピース」や「ロングワイドパンツ」などの下半身周りにゆとりがあり、丈が長いもの。ロング丈の洋服であれば、最も丈が長い足首丈ガードルでも違和感なく隠すことができます。
もちろん丈が長くても、タイトなスカートやパンツは過度に圧がかかり、痛みが出たり、動きづらくなってしまったりする可能性がありますので、必ずゆとりのあるものを選んでください。
足元に関しては、締め付けの強いブーツやハイヒールは控え、歩き慣れているスニーカーを履きましょう。
ガードル購入前にここをチェック!
ここでは、ガードル選びに失敗しないための購入時のポイント、注意点についてご説明します。
サイズ
ダウンタイム緩和のために必要なガードルですが、サイズが合わず、きつかったり緩かったりすると、逆にダウンタイムを長引かせてしまう原因になり得ます。
サイズ選びの参考までに、当店では、手術前の方は普段着ている洋服サイズのひとつ下、術後の方はクリニック指定のものと近いサイズをお選びいただくようご案内しています。
ネットで購入される場合は、商品のサイズ表やFAQを必ずチェックしましょう。
丈の長さ
ガードルにはさまざまな丈のものがあるとご紹介しましたが、ダウンタイムを考慮するのであれば、長めの丈が安心です。なぜなら、脂肪吸引後のむくみは重力によって下に落ちてくるため。脂肪吸引した部位が太ももだけだったとしても、足首や足の甲までむくみが下りてくるので、ひざ上丈やひざ下たけではサポートしきれません。
お仕事やライフスタイル的に問題ないようであれば、圧迫範囲が最も広い「足首丈ガードル」をおすすめします。
生地・形
固定力が高いガードルをご希望の方は、ホック+ファスナー付きを選びましょう。
生地に関しては伸縮性・股部分の通気性の高さをチェックしておきたいところです。
また、股上も深めだと履いていて不快感が少なく、しっかりサポートされている感があります。
洗濯方法
ガードルを購入する上で意外と盲点なのが、洗濯方法です。
商品にもよりますが、ガードルには繊細な生地が使われていることが多いです。そのため、多くの商品は洗濯機の使用が難しく、手洗いでの洗濯が推奨されています。
洗濯方法によって必要枚数が変わる可能性も考えられますので、購入前に必ずチェックしておきたいポイントのひとつです。
必要数枚
忙しい日々を送る方にとって、ガードルを毎日手洗いする作業は大変でしょう。そうなった時に考える必要が出てくるのが、予備の必要性です。
ガードルは1枚で足りるのか、もしくは洗濯を考慮して複数枚持っておいた方が良いのかを考えておきましょう。
最初に1枚購入し、その後2枚目以降を購入する方法もありますが、圧迫着の販売店によってはセット売りで割引が適用されます。その場合は後から追加で購入するよりも、あらかじめ複数枚購入した方がお得です。
下半身の脂肪吸引後におすすめのガードル
ダウンタイム緩和や長期間の着用を考えると、機能性はもちろん、着心地を考えてガードルを選びたいですよね。そんな方におすすめしたいのが、リポサポの「太もも・お尻圧迫ガードル」。
この商品は、実際に脂肪吸引を行う多くのドクターや看護師、実際に脂肪吸引を受けた方々から寄せられた声をもとに、従来品にあった課題点を改良して作られました。
下記では、「太もも・お尻圧迫ガードル」の特徴をご紹介します。
下半身全体を均等に圧迫

リポサポのガードルは、足首からお腹までカバーするスパッツのような形です。従来品よりも股上を深く、足元の丈を長くしたことにより、お腹から足首までしっかり圧迫できる設計としました。
また、各パーツに均等に圧力がかかるように圧力を調整。これによって、むくみが一箇所に集中することを防いでくれます。
縫い目を外側に設置

着用時に圧迫着の縫い目が線として残ってしまう課題をクリアすべく、裁縫方法にもこだわっています。
具体的には、お肌に触れない外側に縫い目を作ることで、跡がつきにくい構造を実現。生地の端や左上のタグを見ると裏返しにも思えますが、実はこれが表です。

試しに、足首側から腕を通してみました。縫い目が外側に来ているのがお分かりいただけるはずです。こうして縫い目を外側に設計することで、むくみによる線の食い込みや不要な痛みなどを回避します。
着脱しやすい設計

固定力を高めるため、太もも外側部分にホックとファスナーを設置しました。脚を通したらホックを付けて、その後ファスナーを上げるだけで着用することができます。
ファスナーの上げ下げで楽に着脱できるので、辛いダウンタイム中でも負担になりにくいのが特徴です。
X(旧Twitter)でも動画付きでご紹介しておりますので、よろしければご覧ください。
リポサポのガードルって何でファスナーの下にホックが付いてるの?
👉それは、ファスナーを上げるのがとってもラクになるから◎ホックで先に固定することで、ファスナーを上げるときのつっかかり感が少なくなり、スムーズに上げ下げができるんです。… pic.twitter.com/DZc4knEIO8
— リポサポ【脂肪吸引専用圧迫着】 (@liposup) July 31, 2023
太もも・お尻圧迫ガードルの概要
| 価格<購入> | 24,200円(税込) |
| 価格<レンタル> | 8,400円(税込)〜 ※レンタル期間に応じて価格変動 |
| サイズ展開 | 3S〜2L(全6サイズ) |
| サイズ目安 | ウエスト/ヒップ 46.0~50.0cm/73.0~83.0の方>> 3S 51.0~55.0cm/76.0~86.0の方>> 2S 55.0~61.0cm/79.0~89.0の方>> S 61.0~67.0cm/83.0~93.0の方>> M 67.0~73.0cm/86.0~96.0の方>> L 73.0~79.0cm/89.0~99.0の方>> 2L |
| 着用手順 | ①左右裏表を確認しましょう。 白いタグがお尻側に来るのが正解です。 ↓ ②左右外側のファスナー・ホックを全て外し、脚を通して着用します。 ↓ ③ホックを引っ掛けて固定します。 ↓ ④ファスナーを閉めます。 肌にしっかりフィットするように調整したら着用完了です。 |
| 洗濯方法 | 洗濯機で丸洗い可能です。 生地の破れ、伸びを防ぐため、必ず洗濯ネットに入れて洗ってください。 洗濯後は直射日光を避け、風通しの良い日陰に吊り干しをしましょう。 洗濯後は濡れたままのお洗濯物、白及び淡色のお洗濯物と一緒に長時間放置しないようお願い致します(色移りする可能性があるため)。 また、塩素系漂白剤による漂白、アイロン仕上げ、タンブル乾燥はお控えください。 |
まとめ
下半身の脂肪吸引は、吸引量や吸引範囲が比較的多くなる傾向にあります。したがって、他の部位に比べてダウンタイムが長引きやすいのがネック。
脂肪吸引後のダウンタイムを少しでも軽くするには、ガードルの形やデザイン選びを工夫し、機能性重視で商品を選ぶ必要があります。さまざまな形が販売されていますので、術後経過や着用時間に合わせて使い分けるのもひとつの手段でしょう。
ご自身のダウンタイム症状やライフスタイルに合わせて、是非お気に入りのガードルを見つけてみてくださいね。